今月の作家 (平成25年11月号より)  

 

 

水車  三浦 ウラ

 

 

 私の子供のころの田舎には水車小屋がそこここにあり、村の人は誰でも利用していました。一番近い水車小屋まで一キロ位ありましたが、母は米や麦をリヤカーに乗せ、少ない時には背負って運んでいました。 

 私は足手まといになりながらもついていきました。きれいな水が水車を廻し、小屋の中で米粉等が出来上がるのが不思議で、ただただ見ていました。遠い昔の話です。