今月の作家 (平成25年9月号より)  

 

 

踏んでしまへり  伊藤 恭子

 

 

 六月号に齋藤博氏の「春日部の戦後の俳人たち」の寄稿文が掲載された。私は春日部の古利根川の近くに住んで四十年経つ。商家に嫁ぎ、多くの方々のご縁をいただいた。大作九平氏は五軒先の大旦那。平原寛空氏はご住職で保育園の園長先生。佐久間東城氏の句集「蟻の列」」はわが本棚に。飯塚雨村氏は義父の自慢の同級生。あの頃の方々と俳縁でつながっているかと思うと、感慨もひとしおだ。