今月の作家 (平成26年10月号より)  

 

 

鳥の子  若井 英夫 


 

 関越トンネルを越えると突然の雷雨にあった。ワイパーを最強にしても拭いきれない激しさだった。高速道を下りて山並に沿って走る国道に入ると雨は小降りになってきた。今回の帰省は親戚の法事の為で、久し振りに山や川の景色に接することができた。翌日、法要に出て、後は近所への挨拶や散策をした。三日間の予定で帰ったが、それが限界で、そろそろ都会の水が恋しくなってきた。