今月の作家 (平成26年11月号より)  

 

 

くらげ  松井 和子 

 

 日本には大型水族館が次々と出来ている。その中で奮闘しているのが山形県鶴岡市にある市立加茂水族館である。水母の展示種数世界一とギネスブックに掲載されたのだ。入場者が減る一方で閉館の憂き目に会いそうだったのが水母に出合う事で今や、年間二十万人以上が訪れる水族館になった。様々な姿で浮いている水母、馴染みのなかった水母がこんなに美しいものだとは。他の魚達も充分に人を引きつけるものがあった。私も子供に還れる楽しい時を授かった一日でもあった。