主宰作品 (平成26年5月号より)

 

  

水ぬるむ 菅野孝夫

神保ふみえさんは光風会の染織工芸部門の会員である。小生の一回りほど若い友人で、一時あめんぼ句会に来ていた。本業に専念したいというので俳句からは遠ざかったが、年一回の光風会展には招待状を送ってくれるので小生は楽しみにしている▼彼女の作品は見るたびに変化し、深みを増しているのが素人目にもよくわかる。変化することの難しさは俳句をやって身に染みているので、努力しているんだなぁと感心させられる。一つのことに打ち込むエネルギーの凄まじさには圧倒される思いである▼めったに会わないが身近にこういう友だちがいることは幸せで、頭と体をもっと使わなければならないと、光風会展を見たあとでは、毎回反省しながら帰って来る。