主宰作品 (平成26年7月号より)

 

  

泡はじけ 菅野孝夫

野火集会員の多くは松本先生を知らない。ほぼ半分は池田啓三前主宰の教えあえ受けていないではないあと、数えてみたらその通りだった。篠田悌二郎先生に至ってはもはや歴史上の人物で、小生も実はお会いしたことがない▼野火の会員なら「悌二郎のことは知っている」だろうという前提では話が通じなくなっている。悌二郎の俳句をどのように受け継ぎ次代にどう伝えるか、先生の謦咳に接した同人のお元気なうちに、何か考えなくてはいけない▼五月のはじめ、ベランダに飼っているメダカが産卵をはじめ、新潟の鍛錬会から帰ったら五六匹孵化していた。デスクワークに疲れると覗き込んで頭を休める。水も替えなくてはならないので忙しくなる。