野火歳時記

【7月】

 

思ひ立つて今日が吉日毛虫焼く     伊藤 恭子

 

海の日の職員室の扇風機 梅沢     弘

 

ボート漕ぐ櫂いつせいにひるがへり   大田千代子

 

梅を干す誰を待つでもない時間     柏木はる子

 

一乗谷地にはりついて沙羅の花     川面より子

 

落つるとき肉の音して凌霄花      砂   女

 

山一つ二束三文合歓の花        仲代 知子

 

山内に古代匂へり蓮ひらく       橋本 研二

 

パソコンに縁なき暮し泥鰌鍋      畠山 達也

 

空はもう入り込めずに青田原      村山 靖子

 

砂丘まで走る裸足を追ふ裸足      柳瀬 秀子

 

黒百合の蘂の小さき未練かな      鷲田 裕子

 

平成30年12月号より

平成30年11月号より

平成30年10月号より

平成30年9月号より

平成30年8月号より

平成30年7月号より

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平成30年5月号より

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平成30年2月号より

平成30年1月号より

 

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